看護師さんといえば、どうしても「日勤」と「夜勤」がセットという働き方がやはり多いですよね。
ただ、前回の夜勤専従看護師の反対で、「日勤常勤」という働き方もあります。今回は様々な働き方がある中の「日勤常勤」という働き方についてメリット・デメリットを見てみましょう。
どうしても女性は結婚や出産などのライフスタイルの変化によって働き方を変えざるを得ない時期がきます。その為には、その時々にあった働き方がある事を知っておく事は非常に大事ですよ。
日勤常勤とは?
文字通り、夜勤のない常勤看護師の事です。正社員とパートのいいとこ取り、とも言えるかもしれません。
ただ、新卒すぐに日勤常勤を選択する事はあまりお勧めできませんし、現実的ではないと思います。どうしても夜勤に入らないと経験できない知識もあるからです。
なので、看護師としての第二のスタートを切る際の選択肢、として考えた方がいいと思います。
日勤常勤の3つのメリット
●子育て・介護をしながら働ける
●生活のリズムが整えやすい
●正社員としての福利厚生がある
やはり何と言っても夜勤がなく勤務時間が決まっているので、子育て中のママさんナースや、両親の介護が必要な方にとてもメリットがあります。出産を機に日勤常勤の職場に転職する人は多いです。
そんな方以外にも自分の時間や趣味を優先したい、と思っている方は、日勤常勤だと正社員としてボーナスや福利厚生を受けられるので、パートなどで働くよりメリットが多いでしょう。
日勤常勤の3つのデメリット
●給与が減る
●なかなか求人が出ない
●看護師としてのスキル向上、やり甲斐は少なくなる
看護師さんの給与は様々な手当に大きく左右されます。夜勤手当がなくなる分、給与は安くなると思っておいた方がいいかもしれません。ただ、最近では様々な働き方が推奨されるようになってきた為、夜勤専従看護師と同じく日勤常勤での看護師さんの活躍の場も広がってきているので、経験次第では高給与での日勤常勤も夢ではないでしょう。
ただ、病棟などとは違い外来などの日勤常勤の看護師さんは入れ替えが少ないです。長く働ける、という意味ではメリットですがなかなか求人が出ない、という反面もあります。
外来を諦めて、保育園や美容外科、老人ホームなどの施設を選択する、という方法もありますが、どうしても新しい医療技術に触れる機会は少ないので、やり甲斐は少ないかもしれません。
自分のやり甲斐を何に求めるか、をしっかり考えておかないと日勤常勤のデメリットになってしまうでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
独身の間は、夜勤でガッツリ稼いだ後に、結婚・出産後には日勤常勤を目指している人は多く人気の働き方です。
ただ、メリット・デメリットをきっちりと理解している人は意外に少ないです。
仕事内容も、日勤常勤=外来、という訳ではなく、「検診センター」、「デイサービス」、「訪問看護ステーション」、「治験コーディネーター」、「一般企業の医務室(産業看護師)」、「保育園・学校」と、多岐に渡ります。
これらの中で自分に合う働き方はどれか、考えてみてはいかがでしょうか。