「悩める30歳の看護師転職事情」でもありましたが、様々な外的要因から転職を考えないといけない場合もどうしてもあります。そんな時でも多くの方は、現状より少しでも良い条件で働きたいと思いますよね。そのためには転職先の選択肢は多いに越した事はありません。
看護師の求人は確かに１年中出ているので、すごいこだわりがなければ、あまり困ることはありませんが、それでも転職するベストな時期や、やめておいた方がいい時期があるのか、業界のウソ・ホントをお教えします！
「今しかないですよ！」はウソ？！紹介会社担当者の決め台詞
本当に転職したくなったら、時期なんて気にしてられない！という場合もありますが、逆に漠然と「どこかいい所ないかなぁ」という程度で紹介会社に登録をする場合もありますよね。そんな気持ちで登録したのに、多くの紹介会社から毎日のように連絡が来て、色々な情報を刷り込まれ、いつの間にか「早く転職しないとダメかも」と焦ってしまう人、実は結構いるんです。
転職の理由が「今より条件がいい所」と言ったように希望が漠然としていると、紹介会社の担当者の言葉を鵜呑みにしてしまいがち。「こんな条件の所、今しかないですよ！」と言われると、「そうなのかも」と思ってしまい、もっとゆっくり検討してもよかったはずなのに、十分に探す事もなく決めてしまったり。。
私は大丈夫。
と思っているかもしれませんが、もし紹介会社から「今しかないですよ！」と言われた時は、それは紹介会社が早く決めてほしいという決め台詞なんだ、と思ってもいいかもしれません。冷静に考える時間を少し持つだけでも、見え方が変わるかもしれませんね。
ホント！ 求人が多くなる時期が年に何回かあるんです
看護師さんの求人は一年中あります。ただ一般企業と同じように年度変わりやボーナス時に合わせて求人が多くなる傾向にあります。
①４月
3月に退職して4月から新しい職場で働くというのが、想像通りかもしれませんが実際に求人が一番多く、業務にも一番支障が出ない時期と言えます。この時期はどの年代の看護師さんにも退職に適している時期と言えるのですが、特に経験の浅い看護師さんにオススメです。どの病院も入れ替わりの時期なので、病院側も新卒・経験者に関わらず、教育に時間を使ってもらいやすいからです。また、同期の仲間も数名いる可能性が高いので、新しい環境でも馴染みやすく、仕事を始めやすい環境が整っている時期と言えます。
②７月・12月
言わずもがな、ボーナス後に退職する人が多いのでその欠員募集による求人が出るのがこの時期です。辞める側で考えたとしても、ボーナスはもらってから辞めたいですよね。
７月にすぐよい転職先が見つからなかったとしても、一般企業で転勤が多く出る10月に、ご主人の転勤に合わせて退職する人が出てくるので、新しい求人が出始める時期でもあります。慌てずゆっくり探すこともできますよ。
12月も年末まで有休消化、年明けからスタート、というように区切りよく始めやすい時期です。
やめておいた方がいい退職時期ってあるの？
転職したい！と思ってもやはり円満に、スムーズに退職したいですよね。
同じ業界。いつどこで今の職場の同僚と会うかも分かりません。そういう事を考える余裕があるのであれば、4月や5月はやめておいた方が良いと言えるでしょう。
すでに経験があるかもしれませんが、新人教育や転職組のサポートで慌ただしい上に、大型連休もあり人出が不足しがちな時期だからです。この時期にどうしても辞めたいのであれば、同僚への事前の根回しはしておいた方がいいと思います。
まとめ
いかがでしたか？看護師さんはいつでも求人がある、のは事実です。ただ少しでも転職の選択肢を増やしたいのであれば、転職する時期を意識するといいかもしれません。一つだけウソ、と言えるのは「求人がなくなる時期もない」という事です。紹介会社同士が一人の看護師さんの取り合いになり「今しかないですよ！」と煽る事があります。そういったセリフに惑わされないで、ぜひ転職を成功させてください！
