働いている人間にとって、夏と冬のお楽しみと言えば・・・ボーナスですよね。
毎日忙しく働いている看護師の皆さんにとってもボーナスを一つの区切りとして頑張っていらっしゃるのではないでしょうか。
そしてちょうどこの12月上旬が、ボーナス支給日である病院が多いので、今回はそんなボーナスと転職との関係についてまとめました。
額面だけで一喜一憂しない事も大切かもしれません。
1. 看護師さんのボーナス事情 平均額は・・・
同じ看護師同士、どれくらいボーナスを貰っているのか、知りたい反面怖い気持ちもあるのではないでしょうか?
参考までに厚生労働省が発表している一番新しいデータからお伝えすると、2016年のボーナスの年間支給額平均は、看護師が82万6600円でした。(年間支給額なのでご注意ください)
勤務年数別にみると、平均して「勤続1年~4年」で71万8800円、「勤続5年~9年」で79万8600円、「勤続10年~14年」で85万1200円、「勤続15年以上」で97万9100円。
というデータになっています。勤続年数に応じて増えていくようですね。
あくまでも平均データですが、皆さんの実際のボーナス額と比べて、どう感じましたか?
2. そもそもどうやってボーナスって決まってる?
誰しも頑張った分だけ、ちゃんとボーナスに反映させて欲しいですよね。しかし、医療機関の多くは、一般企業のような人事査定がないところがほとんどです。
入職時にすでに「基本給の○ヶ月分」と決められていて、ほぼその通りの支給になります。ただし、経営状態が悪い場合は、満額支給されない時もあるので、ボーナスを当てにして先に使ってしまうのは、注意してくださいね。
逆に、予想以上に利益がでた時に決算賞与、として利益を分配してくれる病院もありますよ。(ただ12月とは別に支給される場合が多いです)
賞与は年収にも大きく影響してくるので、計算方法や査定方法について気になる事があれば、最初から聞きにくいかもしれませんが、やはり入職前にしっかり確認しておく事が、後々トラブルにならずに、満足して働くために大切な事だと思います。
3. 去年より減った!から・・・
ボーナス支給日以降、転職を考え始める人が毎年増えるってご存知でしたか?
もちろん、計画的にボーナスを貰って退職する人もいますが、予想していたよりボーナスが少なかった方々が、やる気を無くして、他を探し始めるからなんです。
先ほど、ボーナスはほぼ最初に決められた通りの支給、と言いましたが、やはり病院の経営悪化などにより、いきなり減額される方が少なからずいる事と、人手不足などにより労働量は増えているのに、今まで通りの金額だけでは納得できない、という方のモチベーションが一気に下がり、辞めたくなってしまうようです。
まとめ:一喜一憂しないで
どうしてもこの時期はボーナスについての話題も多くなり、色々な情報が拡散します。
特に看護師さんについては、具体的な給与・賞与を登録して、他人と比べる事が簡単に出来るサイトなどがあるので、それらの情報から一喜一憂している方も多いように思います。
そう言う一部の情報と比較して、「ボーナスが少ないから嫌だな」とやる気を無くしている方、いませんか?
ボーナスがいい病院が全ての環境がいいとは限りません。今の自分の環境を給与面だけから手放すのは、実は勿体無い事かもしれません。
それでも、やはりモヤモヤが残るのであれば、メディカルCOCOに相談してみてはどうでしょうか。
客観的な立場で、今の給与が妥当なのか、もっと良い条件で働ける所があるのか、今までの経験を生かしアドバイスをしてくれます。もちろん、今のままが良いのであれば、あえて転職を勧める事はありません。
モチベーションが下がったまま仕事を続ける事ほど、辛いことはありません。プロの意見を聞いてスッキリ解決するのも一つの方法です。