4月に入職した方も半年経ち、「慣れてきた」という人もいるかもしれませんが、その反面我慢してきたけどやはり「合わないかも」と思っている看護師さんもいらっしゃると思います。
ただ、自分で思ったのならまだしも、上司などから「辞めた方がいいんじゃない？」と言われて悩んでいる看護師さんも意外に多いんです！今回は、そんな看護師さんの為に対処法をご紹介します。
退職勧告の現状
看護師長や主任との面談で「あなたは看護師に向いていないと思うよ」「うちには合わないのよね」とストレートに言われて傷ついた経験はありませんか？
実際、お悩み相談でもよく聞きます。
退職勧告自体は、違法ではありません。
しかし、「今の職場・診療科ではなく、こういう所に異動してみては」というような将来の事を考えてのアドバイスであれば、真摯に受け止めるべき場合もありますが、
「看護師」という職自体を否定するような言葉をかける事はとても悪質だと思います。なかなか立ち直れないですよね。
上司として、教育者として看護師を育てるべき立場の人が、人の人生を左右するような言葉を簡単に言ってしまえる環境である事も問題だと言えますが、まだまだ医療業界では多く見受けられます。
そして、言われた看護師さんの多くは、誰にも相談できず、一人で孤立してしまい、結果、本当にその職場に居づらくなり転職をよぎなくされてしまうのです。
どんなケースがあるの？
では、どのような言葉で退職を促されるケースがあるのか実例をご紹介します。
・急性期に向いていないわよ。
・他のメンバーの足を引っ張っているのが分からない？
・あなたと一緒に働きたくないのよ
・そんな性格じゃ看護師としてやっていけないわよ
・妊娠したら、うちでは続けられないから
・もう3年目なんだからそろそろ一人前になってもらわないと
などなど・・・
命を預かる現場の責任者としては、悠長な事は言ってられない！という言い分もあると思いますが、このような言葉に傷つき、自信を無くしてしまい休職に追い込まれる看護師さんもいらっしゃいます。
最低限の対処法を知っておこう
まず、言われた内容が個人的なものか、組織全体を考えた上での意見か、を出来るだけ客観的に考えてみましょう。
たまに自分の好き嫌いだけで相手を評価してくる上司もいます。
そう言った場合は、あまり相手にせず笑顔で受け流す程度でいいでしょう。ムキになって反抗してしまうと、より不利になってしまう可能性が高いです。それでも状況が変わらない場合は、他の管理職の人に相談してみましょう。
もし、言われた内容に自分でも思い当たる節がある場合は、よりショックかもしれませんが、一度は受け入れるように頑張ってみてください。自分を否定する必要はありませんが、新しい道を発見できるかもしれません。
『言われたまま、真に受けない』
最低限の対処法です。
まとめ
いかがでしたか？
内容が内容なだけに、同僚に相談しない人が大半なので、自分だけが言われている、と思いがちです。
しかし、そうではない事が分かって頂けたと思います。それだけでも少し気が楽になりませんか。
「転職する」事も「看護師を辞める」事も決めるのは、自分です。他者の誰でもありません。言われたまま傷ついてしまうのではなく、看護師として、一個人として、自分を見直すチャンスだと捉え、主体的に行動できるように意識を変えてみてはどうでしょうか。
