コロナ禍から始まった4月入職の看護師の皆さんも半年経ち、何だかんだ「慣れてきた」という人もいるかもしれませんが、その反面我慢してきたけどやはり「合わないかも」「辛い」と思っている看護師さんも多いのではないでしょうか?
そんな悩んでいる看護師さんだからこそ、気にしてしまう言葉。今回はそんな言葉との付き合い方を伝授します!
それって退職勧告??
看護師長や主任との面談で「あなたは看護師に向いていないんじゃない?」「うちには合わないのよね」とストレートに言われて傷ついた経験はありませんか?
実際、転職相談の面談の時にもよく聞きます。
「今の職場・診療科ではなく、こういう所に異動してみては」というような将来の事を考えてのアドバイスであれば、真摯に受け止めるべき場合もありますが、
「看護師」という職自体を否定するような言葉をかけられて落ち込まない人はいないと思います。
上司として、教育者として看護師を育てるべき立場の人が、人の人生を左右するような言葉を簡単に言ってしまえる環境である事も問題だと言えますが、まだまだ医療業界では多く見受けられます。
なかなか改善されない部分の一つだと思います。
どんなケースがあるの?
では、どのような言葉で退職を促されるケースがあるのか実例をご紹介します。
・急性期に向いていないわよ。
・他のメンバーの足を引っ張っているのが分からない?
・あなたと一緒に働きたくないのよ
・そんな性格じゃ看護師としてやっていけないわよ
・妊娠したら、うちでは続けられないから
・もう3年目なんだからそろそろ一人前になってもらわないと
などなど・・・
間接的な言葉でチクチク言われるパターンもあれば、はっきりと言われるパターンなど様々です。
命を預かる現場の責任者としては、悠長な事は言ってられない!という言い分もあると思いますが、このような言葉に傷つき、自信を無くしてしまい休職に追い込まれる看護師さんが多いのも現実です。
最低限の対処法とは
まず、言われた内容が個人的なものか、組織全体を考えた上での意見か、を出来るだけ客観的に考えてみましょう。
たまに自分の好き嫌いだけで相手を評価してくる上司もいます。
そう言った場合は、あまり相手にせず笑顔で受け流す程度でいいでしょう。ムキになって反抗してしまうと、より不利になってしまう可能性が高いです。それでも状況が変わらない場合は、他の管理職の人に相談してみましょう。
もし、言われた内容に自分でも思い当たる節がある場合は、よりショックかもしれませんが、一度は受け入れるように頑張ってみてください。自分を否定する必要はありませんが、新しい道を発見できるかもしれません。
ただ、大事な事は
『言われたまま、真に受けない』
という事です。これが最低限の対処法です。
自分が深刻に悩んでいるのに反して、言った側は覚えていなかったり、さほど気にしていない場合も多いのです。
まとめ
いかがでしたか?
内容が内容なだけに、同僚に相談しない人が大半なので、自分だけが言われている、と思いがちですがそんな事はありません。
それをどこまで気にするか、気にしないか。
「転職する」事も「看護師を辞める」事も決めるのは、自分です。他者の誰でもありません。言われたまま傷ついてしまうのではなく、看護師として、一個人として、自分を見直すチャンスだと捉え、主体的に行動できるように意識を変えてみてもいいかもしれません。
決して「辞めたら」という何気ない言葉に惑わされないようにしてくださいね。