看護師に人気の働き方『日勤のみ・年収400万以上』の現実

投稿日：2020年01月20日

女性が働き続ける上で、結婚や出産のタイミングで働き方を必然的に変えざるをえない時期が少なからずあります。

もちろん看護師は、勤務先に託児施設がある所も多いので、そのまま同じ環境で頑張っている人もいますが、もう少しゆっくりとした働き方をしたい、と転職を考える人は非常に多いです。

そういう看護師の次の働き方として、多くの人が選択する希望条件があります。

今回は、そんな人気の転職条件＝働き方について、誰も教えてくれない”ホントの事”をお伝えします！！

「日勤のみ・年収400万以上」の根拠は？

看護師が働き方を変えるときに、最初に考えなければいけない問題が「夜勤をやるか」だと思います。

まずはこの夜勤をやる、やらないで、働く場所が大きく変わりますよね。場所だけでなく年収も大きく変わってしまいます。看護師の皆さんであれば、これは容易に理解できるかと思います。

なので日勤のみに変えたのに、今までと同じくらいの給与を望む方はいません。

しかし、日勤のみの転職を考える8割近くの人が、最低年収400万以上を希望条件としています。

この根拠ってどこにあるのでしょうか？

看護師さんの本音をお伺いしていると

「日勤だけだから、夜勤をやっていた頃よりはもらえないだろうし、、でも看護師だし、、とりあえずこれくらいはほしいかな」と曖昧な方が多いように感じます。

もちろん生活をしていく上でどうしてもこの金額は譲れない、という明確な理由がある方もいますが、少数です。

この根拠のない絞り込みが、転職を繰り返してしまう原因の一つかもしれません・・・。

日勤のみ年収400万円以上の求人のワナ

実際に日勤のみで年収400万円以上を満たす求人を探そうと思うと、働く環境が絞られてしまうのが現実です。
関東圏の場合はまだ良いかもしれませんが、地方の場合はより厳しくなってきます。

『透析クリニック』『訪問看護や訪問診療』『病院の日勤常勤』や『美容系クリニック』『一般のクリニック』

といっぱい選択肢あるでしょ？と思うかもしれません。
しかし、「日勤のみ」と一言で言っても、残業ができる・できない、土日祝も勤務できる・できない、夜遅くまで勤務できる・できないなどによっても求人は変わります。

それぞれの働き方にもメリット・デメリットがあり、興味を持って働けるかによっても求人は変わるということです。興味を持てない分野の働き方だと、選択肢が絞られて行き詰まってしまいます。
あと、意外にも給与が希望に添えなかったりと、想像しているよりも条件が厳しいことが多いんです。
残業がしにくい子育て中の方の場合は、もっと条件が縛られてしまうので、より厳しくなります。
ですから、何か妥協する部分を考えておいたほうが良いですね。

「日勤のみ・土日休み・年収400万円以上の高待遇！！」という求人も確かによく見ます。

それは『日勤のみ・年収400万以上』で探している看護師が多いことを逆手にとった”おとり広告”である可能性が非常に高いです。

何度も言いますが、それだけ『日勤のみ・年収400万以上』が人気だ、という事です。実際には、この漠然とした条件だけで自分にあった転職先を見つける事は難しいです。

新しい働き方を見つけたい時に、「日勤のみ・年収400万円以上」に絞ってしまう事自体、本当にいいのでしょうか？