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③看護師の働き方

助産師とは?〜求められる資質と将来性〜

  • 投稿日:2019年01月30日

看護師の中でも正常出産であれば、医師の指示がなくとも単独で助産行為が認められている唯一の存在が助産師です。看護師にプラスして助産師免許(資格)をとる必要があり、決して簡単ではありませんが、少し大変でも助産師免許を取っておくと、将来の選択肢が増えるでしょう。

ただ、助産師資格を持っていても、実施にはその資格を使わない人も結構いたりします。少子化に伴い分娩数が少なくなる一方、様々な活躍が期待される助産師について、よく聞かれる疑問にお答えします!


 助産師ってどうやってなるの?


看護師の方ならご存知だと思いますが、助産師は女性しかなれません。そして助産師として働くためには、「看護師資格」と「助産師資格」が必要です。

最近では、4年制大学の看護学部や看護学科に設置されている「助産師養成課程」に進み、卒業見込みの最終年に2つの国家試験を受験する人が多いようですが、とはいえ、4年間で看護師と助産師どちらの勉強もしなくてはなりませんから、効率的に見えますが決して楽な道のりではありません。看護師資格を取得した後、本当に助産師として働きたいと思えば、1年制の「助産師養成所」に通って助産師資格の取得を目指す方法もあります。


 助産師に求められる資質って?


生命の誕生に付き合えるとてもやり甲斐のある仕事である事は間違いないでしょう。

医療の発展により、出産自体も計画的に出来るようになってきた為、昔と違って昼夜問わず呼び出しがある事も少なくなりました。とはいえ、陣痛促進剤が効かない、予定より早く破水した、などコントロールできない事は多いので、体力的にも精神的にもタフであることが必要条件と言えます。

また、妊娠中・分娩時・産後と妊婦さんに寄り添い、安心感を与えるのも助産師さんの役割になるので、相手を思いやる心やコミュニケーション力も大切になるでしょう。


 助産師の年収って?


助産師は看護師+αの仕事ができるため、平均年収は看護師全般より高収入である、とよく耳にするかもしれません。確かに年収にすると同世代の看護師の平均より100万近く差がでる場合もあります。

ただそれは、計画分娩を推奨する施設が増えたとはいえ、まだまだ「夜勤必須」の所が多く、それらの手当が含まれる事で高収入に結びついている、と言う見方もできます。基本給だけを見るとあまり看護師と差がない、と言う施設もあるので、よく勤務形態などを確認した方がいいでしょう。


 助産院ってどうなの?


助産院とは、自然分娩だけを扱え、ベッド数が9床以下の助産師のみで運営する事が出来る施設の事です。せっかく助産師になったからには、開業助産師を目指している人もいるでしょう。

助産院は、1990年代から一気に減少し、その後横ばいで推移しています。晩婚化、高齢出産によるハイリスク分娩が増えた事などが影響し、閉院になった所も少なくありません。最近の助産院での分娩数は、全体の約1%程度に留まっています。

それでも、産婦人科医不足や分娩施設数の減少により、改めて助産院、助産師さんの役割が期待されています。国からも『院内助産所』の推進が検討されるなど、自然分娩出来る人は出来るだけ助産師さんに任せたい、という本音が伺えます。

それ以外にもじっくり一人一人の妊婦さんに向き合いたい、出産後の母乳ケアまで行いたい、ヨガを取り入れたい、など考えている助産師さんであれば、独自のサービスを行う事でこれからも助産院として、様々な可能性は秘めているでしょう。


 まとめ:広がる助産師としての仕事


いかがでしたか?助産師さんについて興味が出てきましたか?

少子化が深刻化している日本ですが、核家族化や高齢出産の増加、出産方法の多様化、不妊治療の進化などにより、より一層助産師さんのサポートが必要とされています。

今までのように「お産に立ち会い、赤ちゃんをとり上げる」という仕事だけでなく、妊娠時の生活指導、妊婦健診の補助、母親学級・父親学級の実施、産後の母子の体調管理、母乳指導、新生児指導。また、最近では助産師が医師に代わって妊婦健診を担当する「助産師外来」、思春期・産後の女性の性の悩みや不妊治療に関する相談業務、子ども向けの「生命や性の教育」を行う講師、などが具体的に挙げられます。今後より一層専門性を生かした仕事が増えていくでしょう。

なので、これから助産師としてのキャリアを考えている方は、単に助産師=出産、ではなく、どういった分野で活躍したいかまで具体的に考えておいた方がいいでしょう。

是非、助産師の仕事が、自分が求めている仕事なのかじっくり考えてみて下さいね。

 

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