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①看護師の悩み・・・

訪問看護に向いている看護師・向いていない看護師って?

  • 投稿日:2018年11月19日

先日、2019年1月に開設される訪問看護ステーションの看護師募集の説明会に参加してきました。その話も踏まえて、最近よくニュースでも取り上げられるようになった、在宅診療・訪問看護について考えてみましょう。

看護師人口の中で「訪問看護師として働いている」または「訪問看護に興味がある」という方はまだまだ少数派です。しかし、国の医療政策を見れば、訪問看護のニーズがますます高くなることは明らかです。

そういった訪問看護の現場が求める人材と希望する人のギャップ、働いてみてからのキャップを整理してみました!訪問看護に興味のある方、必見です。


 「訪問看護に興味がある」のと「実際に働いてみたい」は別・・・


一般的に訪問看護には夜勤がなく、オンコール対応を採用している事業所がほとんどです。日曜が固定休の事業所も多くあります。

また、夜勤がない勤務形態の中では給与水準が比較的高い為、小さなお子さんを持つママさんナースやシングルマザーの方の選択肢として紹介会社が勧める事が多いようです。

ただ医師と密に連携できる環境の事業所だとしても、看護師1人で訪問することには違いありません。看護師1人当たりの責任が重くなる為、興味はあるものの不安も多くなかなか踏み切れない、という方が大半であるというのが現状です。


 現場が求める人材は手技よりコミュニケーション力


では、採用する側の現場責任者はどういった看護師を求めているのでしょうか?
ズバリ「コミュニケーション力」です。手技がしっかりと出来、病棟経験もある看護師さんが、訪問看護の面接では落ちてしまう、と言う事もよくあるのです。

それは、患者さんが病院に来てくれる、いわば”ホーム”での看護と、患者さんの家に行く”アウェー”での看護、という点が根本的に違うという事だと思います。患者さん以上に、家族の方への対応能力が求められるのです。

今回参加した説明会でも、それぞれの家庭のルールがある、それに合わせた対応をしないとクレームになる。衛生管理の観点でも病院とは全く違う。どんな家でも入らないといけない。ある程度の知識は必要だがそれ以上に、一つの事にこだわるのではなく、適応能力がある人を求めます、と何度もおっしゃっていたのが印象的でした。


 現場と求職者の認識のギャップが存在。

 本当に求められている人材とは?


このように求職者は、一人で訪問する事による手技・知識面で不安を感じているのに対して、現場側は、手技よりまずコミュニケーション力や臨機応変に対応できる人を求めている、という点で大きなギャップが生じています。

まだまだ、現場の看護師さんの中でも情報が少ない事も影響していると思います。

また最近は、訪問看護ステーションだけでなく、看護小規模多機能施設や小規模多機能施設などが併設された、複合施設も増えてきました。

このような施設では、介護師やホームヘルパー・ケアワーカー・委託先の業社の人など様々な職種の人と一緒に仕事をします。今まで以上にオールマイティーな対応が求められるようになります。

このように、患者さんに寄り添い様々な判断を自分で行っていける人や、多種多様な仕事ができる事をキャリアップとして捉え、前向きに取り組める人は、訪問看護の仕事はとてもやり甲斐があると思います。

逆に、「看護師としてこんな仕事をしたい」と強いこだわりがある方は、訪問看護を条件面だけから選んでしまうと、続けるのは難しいかもしれません。


 まとめ:条件だけに目を奪われないで


国の方針を受けて訪問看護の施設が増えて来た事もあり、求人が確かにたくさんあります。その為、紹介会社もあまり詳しく説明する事なく訪問看護を勧めている会社もあります。

実際は、思っていた以上の雑務や、業務範囲の広さについていけず、辞めてしまう人もいます。

在宅ケアのニーズが高くなる今後、長い看護師人生において、訪問看護へのキャリアチェンジは検討に値する選択肢と言えます。ただ、上部だけの条件に惑わされるのではなく、

●訪問看護ステーションが「単独」なのか「施設併設」なのか
→施設併設だと訪問看護業務以外の仕事の対応を求められやすいです。

●訪問看護ステーションの特質を把握しているか
→患者層がステーションによって異なります。近くに市民病院など大きな病院があると処置が難しい患者さんが多いなどそれぞれに特色があります。

●看護業務以外の仕事の関わり方
●介護師やその他職種の方々との関わり方
→どうしても仕事内容が多岐に渡るため、関わり方を最初に明確に把握しておく必要があります。ステーションによっては、職種関わらず全体で研修を行う所もあります。

このように、訪問看護特有の確認が必要です。

患者さんに対して、とてもきめ細やかな対応ができるという事は、働く側としては急な対応が多い、という事です。

これが現場の実情です。

良い情報だけを鵜呑みにせず、自分が重視したい働き方と比べてみて、訪問看護の働き方が合っているか、自分自身で十分考えてみてくださいね。

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