2003年に厚生労働省が行った調査では、うつ病の有病率は6.5%であり、15人に1人が生涯に1度はうつ病にかかる可能性があると示唆されています。
特に医療職は、数ある職種の中でもメンタルヘルス不調者の割合が高いと言われており、うつ病はとても身近な病気のようです。
皆さんの周りでも、心当たりはあるかもしれません。
そんな現場にいる看護師さんを心の不調から身を守るポイントをまとめてみました。私は大丈夫、と思わず是非参考にしてみてください!
1. 100点を求めない
そもそもうつ病は頑張り屋さんがなりやすいと言われています。そして看護師の皆さんは多分にして頑張り屋さんが多いですよね。とても素晴らしい事なのですが、下記の特徴をいくつも持っていないでしょうか?
・真面目で責任感が強い傾向がある方
・仕事熱心で、仕事に妥協できないような方
・周りの人へ配慮を欠かさず、常に気を配っているような方
・人の目が常に気になるような方
このような特徴を持っている方は、他人の評価を過剰に気にするあまり、知らず知らずのうちに自分の感情を押し殺し、必要以上に頑張ってしまう方が多いようです。
まずは、業務で妥協できないことがあった時などは、「まっ、いいか」ぐらいでちょうど良いですよ。
努力をすることはもちろん素晴らしいですが、すべての業務を完璧にこなそうとすると疲れ果ててしまい、できなかったときに自分自身を責めてしまいますからね。
「この業務はこれぐらいでいいかな」と、心に余裕を持つことが大切です。患者さんの対応などでミスは許されないことは確かに多くあると思いますが、自分自身で抱え込みすぎないことが、余裕を持てるようになるコツではないでしょうか。
2. 弱みを言える相手を見つける
何でも相談できる相手を見つけておくことは、健康な心の維持に大きな助けとなります。ただ、ただ、職場関係の方の場合、距離感が近すぎて思わぬ出来事が起こってしまう場合があるので、ちょっと注意が必要ですね。
できれば、なんでも相談できるような身近な方とか、利害が全くないような友人や同期などがいると良いですね。
まずは、誰かに相談をする勇気が大切です。一歩踏み出すところからでしょうか。
3. 環境を変えてみる
それでも状況が変わらない事もあると思います。そう言った時は、思い切って環境を変えてみる=転職する、という選択肢も考えてみて良いと思います。
頑張り屋さんであればあるほど、自分を追い詰めてしまいがちですが、体調を崩してしまって休職をしないといけなくなるくらであれば、手放してしまうのも選択の一つだと思います。
他にも活躍できる場所が必ずあるのですから。
まとめ
メンタルっぽいなと思いながら頑張って働いている看護師さんもいらっしゃると思いますが、3つのポイントに挙げたようなセルフケアはとても大切です。頑張り過ぎている自分に、気づいてあげてください。
最近では、看護師さん同士の悩みを共有するコミュニティなどもあるので、そのような場を上手に使ってもいいでしょうし、趣味や旅行などでストレスを発散するのもいいのではないでしょうか。
それでも「どうして私ってこうなの?」と思う事があれば、もっと自分自身を客観的に見ることがあってもいいかもしれませんね。
一人ひとり、原因や理由が必ずあるんです。
原因や理由を自分で見つけられない時は、メディカルCOCOが相談にのりますよ。
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