新型コロナウイルス 感染症の拡大が始まってから、半年以上が経ち未だに終息が見えない現在、
ご両親やパートナーから「感染が心配だから、看護師をやめてほしい」「孫に感染したらどうするのか」というような身内だからこその言葉に悩んでいる看護師さんが増えているようです。
皆さんは、こう言われたらどうしますか…?
やるせない思い・・・
自分の事を知らない人から医療従事者というだけで、感染リスクが高い、と思われてしまう「コロナ差別」が以前ありましたが、自分の事を心配してくれているが故の「辞めてほしい」という言葉は、想像以上に辛いと思います。
家族に感染するかも、子供に感染するかも、、、
看護師さんでなくても、人と接する場所に行けば誰でも可能性はあるはずなのに。しかし、看護師さんの家族ですら正しい情報がなく不安になり、まずは自分の大切な人を守りたい、という気持ちから、より苦しめてしまう言葉をつい言ってしまうのでしょう。
対処法①:自分がどうしたいか、をまず考える
毎日コロナ患者の対応に追われ、ただでさえ疲れている時に、「辞める」という大きな決断をするのは、正直冷静な判断ができないと思います。
辛い現状から逃げ出したい、という気持ちももちろんあると思いますが、その気持ちだけで決めてしまう事も、家族に言われたから、と決めてしまう事も、両方後で後悔する事に繋がります。
最終的には「自分」の意思で決める事が非常に重要です。自分が勤めている病院の感染対策が安心できるものでなく、感染のリスクがあると思うのであれば、家族に言われなくても辞めますよね。
頑張って看護師としての責任を果たしているのに、「辞めてほしい」と言われたから、辛いのではないでしょうか。
対処法②:説明する機会を作る
家族だから分かっているだろう、と思ってしまいがちですが、自分の仕事内容や、どういう感染対策を行っているか、を家族にも説明する事が非常に大事だと思います。
家族もニュースなどで聞く情報しかなければ、漠然と不安だけが募ってしまうのも当然ですよね。
専門的な事だから言っても分からないでしょ、と思わず家族が安心できるように説明してあげてください。きっとお互いスッキリして、より強い心のサポートを得る事ができると思います。
最後に
家族も、ご自身も、それぞれの気持ちがうまく伝わらず、結果としての「辞めてほしい」という言葉だけが一人歩きしてしまい、対立してしまう事は避けたいですよね。
すぐに結論を出そうとせず、家族の気持ちも受け入れる余裕がもてるまで待ってもらうなど、正直な気持ちを伝えましょう。
きっと家族も分かってくれるはずです!