短期間で辞めた経験がある看護師が気をつける3つのポイント

転職回数の多い看護師さん、結構いらっしゃいます。

思っていた働き方ができず辞めたパターン、一緒に働いていたドクターに誘われて辞めたパターン、もっと稼ぎたくて辞めたパターン。色々な選択肢があるからこそ、あまり躊躇せず転職をする人が多い傾向にあります。

しかし、今度こそ長く続けたい、と思いながらも短期間で辞めてしまった経験がある方は、少なからず次の転職時にどのような影響が出るか不安があると思います。今回は、採用側の声を元に、短期間で辞めた経験がある看護師さんが転職する際の3つのポイントをまとめました。ぜひ参考にしてください！

1.なぜ短期間で辞めたのか振り返る
2.自分が一番やりたい事を決める
3.熱い気持ちを伝える

面接時には必ず辞めた時の理由を聞かれます。面接時以前に、書類選考時にはチェックされています。短すぎる転職が多くあると、書類選考の時点で落ちている可能性が高いです。

勤務期間が短ければ短い程、確実に聞かれると思っておいていいでしょう。なので、ここは避けて通れないと覚悟をして、しっかりと準備しておくしかありません。

その一歩として、どうして短期間で辞めたのか、きちんと振り返ってみる事をお勧めします。

「人間関係で退職しました」という方は確かに多いですが、実際はそれだけが退職理由ではない事がほとんどです。人数が少ない環境における人間関係が向いていないのか、派閥のある病院の環境が向いていなかったのか、他にあまり意識していないところでどうしても譲れない条件が自分の中にあるかもしれません。

人間関係についてはどこの職場に行っても起こりうる事なので、他の問題点や自分の理想との相違は何なのか、逃げずに考えてみましょう。「人間関係が悪かった」の一言で片付けてしまう事はやめた方がいいですね。

また同じ理由ですぐ辞めたくなってしまうでしょう。

前職での振り返りを終えて初めて、自分は何が嫌で、何をしたいのか、が整理できます。
スキルアップなのか、自分の時間が欲しいのか、給与なのか、
それを実現させる為にはどういった職場が自分にはあっているのか、具体的に想像してみましょう。

このプロセスがとても大切なのです。
自分で調べてみたり、時間がない方は、紹介会社のコンサルタントを上手に使うのも一つの方法です。
自分の希望にあう職場を教えてくれるでしょう。ただ、希望とは違う職場に誘導されることもあるので、気をつけてくださいね。

自分がやりたいと思うことを見つけておく事は、全ての転職希望者に言える事ですが、短期間で職場を変えている人には特に重要です。

後から変わってもそれはいいんです。自分で納得していれば、少し辛くても我慢できたり、他の方法を考えたり前向きに働く事ができます。

ぜひ一度落ち着いて考えてみてください。

自分が一番やりたい事が明確になれば、後は、面接時にその思いを率直に、熱く語りましょう。

上記二つのプロセスを踏んだからこそ説得力のある説明が出来るのです。

どうしても雇う側は、当たり前ですが長く働いてほしいと思っているので、短期間で辞めた事実は、マイナスイメージです。それに打ち勝つには、反省の気持ちと謙虚な姿勢を忘れず、次の職場でどのように取り組みたいのかを前向きに想いを伝えることがとても大切です。

欲を言えばもう一つ、以前と同じような状況になった場合は、経験を活かしてどんな風に対応するかなどを伝えることができればさらに良いでしょう。

いかがでしたか？

最近は転職も多様化し様々な経験をした人も増えていますが、特に新人の時期は慎重に転職を考えましょう。

手技が身につくのには最低3年必要、と思っている看護師長や看護部長が多いです。その期間に転職を繰り返してしまうと、後々の看護師人生にも影響が出てしまいます。

３年頑張れば退職金が出るところも多いので、焦らずに次の職場を探す事も可能です。

少しでも自分の希望通りで好待遇の転職をしたいのであれば、まずは２、３年。頑張ってみてください。今転職を考えている方にとっては、辛いかもしれませんが、一つの指標にして頂けると幸いです。

それでも転職を考えたい方は、退職する前にメディカルCOCOにご相談ください。現在の転職市場での自分の価値を知る事も大切です。