4月。どうしても新人看護師に注目されがちですが、プリセプターだけではなく、先輩看護師全員が、新人への教育に携わることになりますよね。
今回は、そんな先輩看護師の皆さんに、新人看護師へ教える際に気をつけるべきポイントをまとめました!ただでさえ人手不足の現場。新人看護師さんに辞めてほしくないですよね!自分のせいで辞めた・・・と言われない為にも是非チェックしてみてください。
【新人看護師に教える際に気をつけるポイント】
1.どんな小さな事でも褒める
2.質問しやすい雰囲気を作る
3.患者の前でミスを指摘しない
1.どんな小さな事でも褒める
基本と言えば基本ですが、どうしても自分自身の業務もこなしながら教えないといけないので、ついついちゃんと出来ている事を当たり前と思ってしまい、褒めてあげるのを忘れがち。
でも、それができる先輩かどうかが結構大きいと思いませんか?
自分が新人だった頃を思い出してみてください。毎日覚える事がたくさんある中で、ミスもたくさんしたけれど、ちゃんと出来た事もあったのに誰も褒めてくれない、、、と不安になった事ありますよね。
そんな時、先輩から褒められたらどれだけ嬉しかったか。凹んだ気持ちがどれだけ救われたか。
新人看護師と信頼関係を築くためにも、まずは出来ない事を注意するだけでなく、出来た事もきちんと褒めてあげる事がとても大切です。しっかり口に出して言ってあげてくださいね。
2.質問しやすい雰囲気を作る
「分からない事が分からない」。新人の悩みランキングに常に入っています。(笑)
「分からなかったら何でも聞いて」と言ってるんだから、聞いてくるでしょ、と思っていては気づいた頃には手遅れかもしれません。何を聞いていいかも分からないのですから。
「何でも」ではなく、
「今日のこの患者さんの対応について分からない事はなかった?」「この疾患の対処法を説明できる?」
など具体的に質問する事をまず意識しましょう。
その方が、新人看護師にとっても自分が何を理解出来ていないのかが、分かりやすいと思います。そういうやり取りを経て、やっと自分が分からないところが理解でき、質問できるようになるんです。
次に、ようやく新人看護師が勇気を出して質問したのに、その質問に対して「えっ?!そんな事いまさら聞くの?」と言う気持ちが現れていませんか?また自分の作業をしながら適当に答えていませんか?
忙しくて手が離せなければ、現在の状況を教えると共に、必ず後で説明する時間を作るなど、質問をした新人看護師のやる気がなくならないように注意してくださいね。
質問しやすい雰囲気を作る事は先輩看護師の重要は役割の一つ。大きなミスを防ぐ為にも心掛けるといいですよ。
3.患者の前でミスを指摘しない
看護師、という命と関わる仕事の性質上、患者さんの前だからといってどうしても放って置けない!と言う場面があると思います。
ただミスを事前に防ぐために自分が付いているのですから、その場で叱るより先にフォローが出来るはず。
看護師として働いている以上、患者さんから見れば新人も先輩も同じですよね。わざわざ患者さんの前で恥をかかせるような事はやめましょう。自分の何気ない注意で、看護師人生のトラウマになってしまうかもしれません。
患者さんの前では出来るだけ指摘せず、後から教える事を徹底しましょう。
まとめ
やはり教える立場になった時は、自分の新人時代を思い出すのが一番。
どんな事に困っていて、どんな先輩が苦手だったか、振り返ってみてください。その中にきっと教え方のヒントがあります。
新人看護師がある程度育つまでまだまだ大変だと思いますが、これら3つのポイントに気をつけて指導する事で、きっと新人看護師からも信頼され、プラスになって自分に返ってきます。
その時まで、粘り強く見守ってあげてください。