誰しも、事前に分かるのであれば「ブラック病院」には転職したくないですよね。ただ、どういう状態であれば「ブラック」なのか、の判断は非常に難しいです。
とは言え、ある程度事前の知識があれば、多くの人が働きにくい、と感じるブラック病院への転職が防げます!
シリーズ第2弾!!今回は、職場見学に行った際にブラック病院かどうかを見極めるポイントをまとめました。
ポイント1:人手不足が疑われる状況
まず最初にすぐチェックできる病院の清潔さについてです。新しいかどうかと、キレイかどうかは違いますよね。
その視点で下記の事をチェックしてみてください。
・ナースステーションは整理整頓されている?
・廊下に機材などが乱雑に置かれたままになっていない?
・看護師の身だしなみは整っている?
・掲示物が綺麗に貼られている?
・時間帯に対する看護師の配置人数は適正?
これらがおろそかになっている現場は、往往にして人手が足りていない可能性が高いです。
もちろん、たまたま見学に行った時が忙しくて出来ていない場合もあるかもしれませんが、いい加減な仕事をする看護師がいる、または注意できる監督者がいない事は確かだと思います。
やはり、このような状況の病院は何らかの問題がある、と考えてよいでしょう。
ポイント2:人間関係が疑われる状況
では、次に気になるのは人間関係ですよね。実際に働いてみないとなかなか分からない部分もありますが、ある程度見極めるポイントはあるんです。
・休憩室はナースステーションとは別にきちんと確保されているか
・受付担当者も含め、関係者がそれぞれ挨拶を交わしているか、またはちゃんと挨拶をしれくれるか
・様々な年代の看護師がいるか
・看護師長と、現場の看護師が普通に会話しているか
数々の病院に面接に同行しているベテランコンサルタントは、こういう点を気にして見ています。
やはり人材を大切にしている病院は、ちゃんと休憩室を確保するでしょうし、やはりそういった病院は、関係者同士も自然と挨拶をしています。
また、通常の人の入れ替え程度であれば、様々な年代の看護師がいるはずです。
それが若い人ばかりであったり、逆にベテラン看護師ばかりだったりすると要注意かもしれません。人が定着していない、という事が想定されます。
見学の際に案内してくれるのは、看護部長の場合が多いですが、看護部長とその他の看護師のやり取りも、よく観察してみてください。
挨拶をしていなかったり、よそよそしかったりしていたら、普段からコミュニケーションが取れておらず、居心地の悪い職場かもしれません。
人間関係だけで、一概にブラック病院かどうかは言えませんが、働きにくい環境である事は言えるのではないでしょうか。
自分の許容範囲かをしっかり見極め、条件などと比較して判断してくださいね。
まとめ
どうでしたか?今いる職場がこれらに当てはまるかも、と思った方もいるかもしれません。ずっと同じ環境にいると過酷な状況にも慣れてしまい、体が悲鳴をあげるまで気づかない場合もあります。何か違和感を感じるのであれば、新しい職場を考えるよい機会かもしれません。
どうしても自分だけでブラック病院かどうかを判断するのは難しいでしょう。そういう時は、プロに相談するのも一つの手段ですが、これらのポイントを参考にして、普段から自衛する癖はつけておくようにしたいですね。