看護師転職のコツ〜職場見学だけは意味がない？！〜

看護師さんに関わらずですが、転職を考える人の多くは、職場に何らかの不満や、悩みがあったからだと思います。次の職場で同じ悩みをまた味わいたくない!という気持ちで転職活動をしているのではないでしょうか。

では、どうすれば同じ思いをしない転職先を見つけられるのか。

今回は、こんな観点から看護師さんの転職を成功させるコツを説明したいと思います。

以前の記事「多くの看護師が陥る「退職理由」と「転職条件」のギャップとは？」でも解説しましたが、転職活動を始めると、よい条件ばかりが目に入り、どんどんいい条件の所に転職する事が目的になってしまいがちです。

本来は、「辞めた理由」を解決してくれる所を探した方が、長く続きやすいですし、満足のいく転職につながります。しかし、転職を繰り返している人ほど、同じ理由で退職をしています。

「転職活動」は決して楽な物ではないのに、同じ過ちを繰り返してしまう人が多いのは、このように辞めた理由を忘れて（目を逸らし）「次は大丈夫かも」という淡い期待と転職エージェントの勢いに負けてしまったのが原因ではないでしょうか。

辞めた理由として「人間関係」や「職場の雰囲気が合わなかった」「忙しすぎた」などが多いです。それらを解決できる転職先を探すにも、確かに入職後でなければ詳しい部分はなかなか分かりません。しかし『職場見学』に行く事で事前に判断できる事もあります。

ただ職場見学だけでももちろん応じてくれる医療機関もありますが、見学だけでは、実態まではなかなか見せてもらえない、のが現実でしょう。

そこで、メディカルCOCOがお勧めしているのは、面接と職場見学をセットにする、という事です。

面接を行う＝一緒に働くかもしれない人

と思って説明してくれるので、より実態が分かります。師長が無視されている、などの状況に出くわすことさえあります。このように生の現場の状況を感じとれるでしょう。

単に職場見学だけで行く場合だと、面倒だと思われやすい上に、上部だけの対応しかされず、本来得たい情報はあまり得られない場合もあるので、この点を理解して行くようにした方がいいでしょう。

いかがでしたか？

もちろん面接、となると履歴書や職務経歴書の準備が必要になるので、見学だけより手間はかかりますよね。まだ行くか決めかねている所に、毎回提出するのは大変です。

まずは、何も用意しなくてもいい職場見学だけでも、と思ってしまう気持ちも分かりますが、職場見学に行く目的を考え、少しでも入職後のミスマッチを少なくしたい、と思うなら職場見学は面接とセットでお願いする事を強くお勧めします！

ぜひ参考にしてくださいね。