年々日本でうつ病と診断されている人の数は増えていて、一般企業でもうつ病で休業をしている人に出会う事も増えてきましたし、社会の理解も進んでいますが、とはいえまだまだ簡単に復職ができる雰囲気ではありません。
しかし、看護師さんにおいては、身近にメンタル系の持病を持っている人がいませんか?
今回は、看護師さんとうつ病の関係についてまとめました。
うつ病の症状とは
看護師の皆さんには復習になると思いますが、、
不眠・食欲不振・体重の減少・気分が落ち込む・興味の低下・罪責感・疲労感・午前中に体調が悪いなどが一般的な症状です。
最近では今までのうつ病の症状とは逆に、過眠・食欲増加・体重の増加・夕方に体調が悪い・好きなことはできるが、嫌いなことは出来ないといったような症状が出る非定型うつ病というものもあります。
この非定型うつ病は20~30代の女性がなりやすく、休みの日やプライベートな時間には活動的になるので、サボリやわがままといわれ周囲にはなかなか理解されず、誤解されてしまうことが多いようですが、うつ病の症状に該当するので、心当たりがある人は診察を受けた方がいいかもしれません。
看護師さんを取り巻くうつ病になりやすい原因
うつ病は「だれでも」なる可能性のある病気です。うつ病になる一番の原因はやはりストレス。
仕事柄ストレスを溜め込みやすい看護師さんがうつ病になりやすいのは、ある意味当然かもしれません。患者さんのストレスを解消してあげるばかりで、自分のことは後回しになってしまいがちですもんね。
病気のことを詳しく知っているからこそ、ついつい「まだ大丈夫」と思ってしまったり、そもそも責任感が強い人が多いので体調が悪くても、薬に頼りながら無理をしてしまったり。。薬について詳しく、簡単に手に入る環境である事も無理をしてしまう大きな要因かもしれません。
このように看護師さんがうつ病になりやすい原因はたくさんあるのです。
ご自身に心当たりはありませんか?
うつ病にならない為の5つの方法
- バランスのよい食事をとる
- 睡眠時間を確保する
- 小さなことでクヨクヨしない
- 信頼できる相談相手を持つ
- 趣味を持つ
一言で言えば、規則正しい生活を心がける事が一番。当たり前ですが。。ただそれが看護師さんにとっては一番難しいかもしれません・・・
気分転換できる「自分ならでは」の方法を見つけられると、意外に不規則な生活でもストレスは発散できるので、看護師になってからできるだけ早い時期に見つけられると、だいぶん違うかもしれません。
まじめな人ほどなりやすいから、気楽に、大雑把でいい、と言われても困ってしまいますよね。そういう人はまずは
しっかりと睡眠を取ることを実践するといいと思います。仕事はしっかり真面目に。たくさん睡眠をとって休む。
これだけでも意識をするようにしてみてください。
看護師ならではのメリットも?
一般企業に比べ、医療機関の方がうつ病をはじめとするメンタル系の持病を持って働いている人の割合が多いようです。
身近に普通にいるよ、と思った方は多いのではないでしょうか。
それだけ受け入れ態勢が出来ているという事だと思います。
病気について医学的な知識がちゃんとあるので、職場内でも理解がある。これは看護師ならではのメリットだと思います。
現に、多くの方がうつ病など治療しながらも現場に復帰されています。しっかりと治療を継続しながら働けるのは本人にとってもとてもいい事だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
自分は関係ない、と思わず、看護師になった時から予防として常にストレス発散の方法などは考えておくといいかもしれません。相談できる相手を見つけておくだけでも心のゆとりが持てます。その為には、まず自分も友達の相談にのる、という事も大切です。
同じ仲間同士、いじめなどで相手を追い込むのではなく、助け合いたいものですね。