失敗しない為に！看護師の転職前にもう一度確認しておきたい４つのポイント

誰しも転職活動は早く終わらせたいものですよね。

かといって、またすぐに転職したくなるような職場も嫌だと思います。そんな転職活動を失敗したくない看護師さん必見です！

今さら聞けない制度面の話や、転職前に確認しておきたい４つのポイントを伝授しちゃいます。

自分の希望の働き方を実現する為にも転職先とトラブルにならない為にも雇用条件の確認は大切です。

最近では、シフト制と呼ばれる事が増えてきたので、ピンと来ない方もいるかもしれませんが、病院で働く看護師さんなら雇用条件に「変形労働時間制」と書かれているのを目にした事があるかもしれません。意外に本当の意味を知らない方も多いです。

「変形労働時間制」とは一定期間を平均し、法定時間内において1日の実働労働時間が8時間を超える勤務を設定することができる制度を意味します。
なので、夜勤勤務のある病院ならではの制度と言えるでしょう。もう一つ、残業代がしっかり出ているのかどうかも確認できるのであればベストですね。

次に確認しなくてはいけないポイントが、「４週８休」「週休２日制」などの休日についての規定です。

「４週８休」とは４週の間に８日の休みがあればよいので、１週間に１日の休みしかない週もあれば、３日の休みがある週もあってもよいことになります。そのため、これを選択している病院については、自分が希望した日に休みが取れるのか、シフト管理がしっかり出来ているのかがポイントになります。

また、気をつけないといけないのは、夜勤入り明け入りとか、入り明け日勤などが常習化しているような病院は慢性的な人手不足の場合が多いです。反対に夜勤明け休みと、しっかり休みが取れている病院であればよい病院と言えるでしょう。

「週休２日制」については、勘違いしている看護師さんも多いので注意が必要です。

「週休２日制」というのは、週に２日休みがある週が月に１回でもあれば良い、という解釈になります。そのため、確実に週２日のお休みがほしい方は「完全週休２日制」と提示されている求人を選んだ方がいいですね。どうしても転職したい病院が「週休２日制」であれば、シフトの状況や休みの頻度などを確認してみて下さい。

自分が今まで勤務した病院がどのパターンだったのか、その時自分の体調はどうだったのか、今一度思い出してみてください。

福利厚生って実は２種類ある、という事はご存知でしょうか？
労働基準法などによって医療機関が義務付けられている法定福利厚生と、医療機関が独自で設ける法定外福利厚生と呼ばれる２種類なんです。

法定福利厚生はよく聞く
●健康保険
●厚生年金
●労災保険
●雇用保険　　　　　を指します。

法定外福利厚生とは
●有給休暇、長期休暇
●看護寮
●院内保育を含む託児所、保育所
●産前産後休暇、育児休業制度、短時間勤務、育児時間の取得
●食事代の補助、職員食堂
●介護休暇
●慶弔見舞い、慶弔休暇
●新たな資格取得に対する補助

などの事で、最近では人材確保の為に様々な福利厚生を用意している医療機関も増えてきました。

特に、看護師は女性の多い職場ですよね。妊娠、出産、育児に関する福利厚生は、今は関係ない、と思わずどのような制度が整っているのか、しっかり確認をしておいた方がいいでしょう。

自分がどういった働き方をしたいのか、ワークライフバランスはどうしたいのか、ということを考えるのはもちろん大切です。ですが、環境やライフプランを考えるうちに、そういった希望は、変わってきたり、また変えたほうが良いことも多くあります。

なので、メディカルCOCOが大事だと考えているのは、自分が「耐えられない」「我慢できない」と感じる部分です。もし前の職場が嫌で退職したのであれば、本当に嫌だったことは何だったのか分かっていますか？

どうしても職場の人間関係が嫌になって、、という方が多いと思いますが、人間関係はどの職場にも付き物です。人間関係に関しては絶対はないですが、それでもその病院が気になる時には、職場見学等で雰囲気を確認することをお勧めします。

「人間関係がいい職場です」と求人広告に書いてあったとしても、自分が合うかどうかは別問題ですよね。なので、それ以外の理由を探してみてください。

人間関係が辛くて辞めました、という方の話を詳しく掘り下げていってみると、そもそも夜勤が、自分のリズムには合わず、体調不良が続いた事が人間関係にも影響していた、というパターンも実は結構あります。

看護師長が嫌い、と思っていても実は師長はその病院の経営方針に従っていただけだったり。こういった場合は、医療機関の経営方針や理念などをしっかり調べる必要もありますが、ポイントは、看護部長によって看護部の雰囲気は随分と変わる、という事です。より具体的に看護部のことがわかると一番良いですね。

このように自分が耐えられない・我慢できない部分を明確にし、取り除いていく事が、満足のいく転職に繋がりやすいとメディカルCOCOは考えています。

転職活動を始めたら、早く次の就職先を決めたいですよね。だからと言って、何も整理せず希望や条件だけで、探そうとする事は危険だと思います。

看護師さんの働き方は様々です。その分、色々な選択肢もあります。
ただ、いくら自分の希望に近くても体を壊してしまうような働き方では意味がありません。

まず自分の今までの働き方を客観的に見ることで、新しい道も見えてくるのではないでしょうか？

転職先のミスマッチをなくす為にも、ぜひ参考にしてみてください。