全国民への10万円の給付金の支給もかなり時間がかかっていますが、皆さんは、すでに受け取りましたか？
この給付金についてはニュースで何度も取り上げられ、多くの人が知っていますが、医療従事者に対しても「慰労金」として、それぞれの状況によって金額は変わりますが、個人に対して支給される事が決まっています。
今回は、その慰労金について現在分かっている範囲でまとめてみましたのでぜひ確認してくださいね。
慰労金区分について
①都道府県から役割を認定されている医療機関（重点医療機関、covid-19患者受け入れ指定病院、PCR検査センターなど）に勤務しており、実際にcovid-19患者を受け入れた場合
→ 自分がcovid-19患者を対応したかの有無に関わらず 20万円支給
②都道府県から役割を認定されている医療機関（重点医療機関、covid-19患者受け入れ指定病院、PCR検査センターなど）に勤務しているが、covid-19患者の受け入れがなかった場合
→ 10万円支給
③ 都道府県から役割を認定されている医療機関に該当していない病院、診療所、クリニック、訪問看護ステーションに勤務している場合
→ 5万円支給
※ただしcovid-19患者の「入院」受け入れを実際にしていれば20万円の対象
④介護施設
→ 5万円支給
※ただしcodi-19患者が発生した施設や濃厚接触者の対応をした施設は20万円の対象
これらの対象となるのは、それぞれの都道府県でcovid-19患者が確認された日から6月30日までに10日以上勤務をした人になります。正社員、派遣社員などの雇用形態は関係ありません。休職、育休、産休中の方は対象にはなりません。
医療機関に対するサポート
新型コロナウイルス 感染症の影響で外来も減り、入院制限なども影響して中小の医療機関の経営ダメージはかなり大きいです。
その事もあり、先ほどの慰労金を勤務先に徴収されてしまうのでは、と言う不安を持っている看護師さんも多いのではないでしょうか？
またボーナスがカットになるかも？
全員の給与が一律減給になるかも？
と言う噂にドキドキしている方も多いと思います。
医療機関側も経営が厳しいのは確かですが、下記のように医療機関に対する支援策も決まってはいます。知識として知っておくといいでしょう。
・空床確保料の補助
・陰圧装置、個人防護服、院内感染防止策への補助
・個人防護服の確保や配布
もし、勤務先から威圧的な事を言われても、慰労金はあくまでも「個人」への支給になりますので、落ち着いた態度で対応しましょう。
最後に
今後第二波、第三波が懸念される新型コロナウイルス 感染症。これらに備えて診療報酬の改定なども検討されていますが、まずは、医療現場で働く方々のモチベーションが下がらないよう適正な予算投下をしてほしいものです。
今日現在、まだ慰労金の申請方法などは厚生労働省の該当ページにも掲載されていませんが、すぐに申請できるように、まずは自分がどの区分に該当するのか、など確認しておいてくださいね！
（参考ページはこちら）
