今年も9月にインフルエンザで学級閉鎖になる小学校があり、例年より早くなっている、というニュースもありましたが、
今までインフルエンザの流行期とされていた12月〜2月自体がもはや変わってきているように思います。
どのタイミングで予防接種を受ければいいのか、悩みますね。
この時期の病院はどこも、混んでいて診てもらうのも大変ですが、働いている看護師の皆さんはどう乗り切っていらっしゃるのでしょうか?
この時期だけの短期バイトに勤しむ??
一般的なインフルエンザの予防法としては予防接種ですよね。10月頃からクリニックでは「インフルエンザの予防接種予約受付中」の張り紙をよく見るようになります。
最近では、会社からも補助が出たり、なかなか病院に行く時間がない方々の為に、職場で受けれたり、と対策が進んでいます。
そんな時期には、「インフルエンザワクチン注射」のみをひたすら行うスポットバイトが多くなるんです!!クリニックがメインですが、臨時で短期募集が出る場合が多いので、この時期にいくつものバイトを掛け持ちしている方も。
ちょっとした『稼ぎどき』と行った感じでしょうか。看護師さんならではのあるあるです。
6割以上が日常業務に支障
新型インフルエンザの発生で予防接種希望者が殺到した2009-2010年シーズンの調査では、6割以上の看護師さんが、日常業務に支障をきたした、と回答。
使用期間が短いワクチンの為、事前に準備をしておく事も難しく、当日に対応するしかない事が大きな負担になっているようです。
また看護師さんの悩み相談でも、インフルエンザ流行期には、患者が絶えず休憩もなかなか取れない、毎日20時頃まで残業してもまだ終わらない、など過酷な状況の声が寄せられます。これも、インフルエンザ流行期あるあるです。
転職する際は、このようなインフルエンザの時期に、先に書いたような臨時のバイトを雇ってくれるのか、など対応について確認しておく事も安心して働く為にも必要ですね。
今後は、ワクチン接種に伴う作業の軽減や効率化も進むのではないでしょうか。
看護師である自分が感染したら・・・
普段から病気に接しているからか、一般の人より看護師の”インフルエンザ”に対する意識は逆に低いように見受けられます。
事実、感染したら熱が下がるまで待つしかないですもんね。
普段から看護師の皆さんなら、「手洗い・うがい・加湿」といった基本的な予防は徹底していると思いますし。
とはいえ、厚生労働省令(労働安全衛生規則)においては、原則として就業禁止の対象となっています。
感染症に対処することは施設管理者の責務であり、アウトブレイクを起こしたら施設管理問題となります。もし、インフルエンザに感染してしまったら、勤務先の『感染マニュアル』に従って行動しましょう。
やはり、自分は大丈夫でも病院には、ただでさえ免疫力が落ち、感染しやすくなっている方がたくさんいます。
まずは完治するまで休む!
これもプロとしての責任だと思って、仕事の事が気になるとは思いますが、隠さずしっかり休みましょう。
まとめ
いかがでしたか?
医療関係者ならではの悩みは尽きないですね。
今年の流行が早いのはラグビーワールドカップで様々な国の人が日本に訪れた事が一因になっている、と言われています。そうなると、今後よりグルーバル化も進むでしょうし、特に来年は東京オリンピック・・・。さらに気を付ける必要がありそうです。
インフルエンザ流行期は、看護師さんにとってまさに繁忙期。いつも以上にバランスの取れた食事や十分な睡眠が確保できるように、調整してくださいね。
また潜在看護師の方にとっては、短期のバイトが増える時期でもあるのでまずは手技に慣れる為にも、挑戦してみてもいいかもしれません。